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"Nemuri no Ongaku" natto21

M3-2015秋で頒布。新譜2枚のうちの一枚で、CD-R。全8曲入りでちょうど一時間。じっくりと各曲を聴かせた。
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本盤はアンビエントがテーマらしいが、テンポは決して遅くない。確かに決してダンサブルではないが、チルには勇ましさが強い気もする。聴いてて心地よいのは間違いないけどね。

(1)は小刻みに畳み掛けるミニマルなフレーズに、低音のピアノ音色がアクセントをつけた。穏やかな音色をアンビエント、と位置付けたか。
ミニマルなテーマながら、おかずのフレーズが次々に現れて単調さは皆無だ。

単音に派生音が加わり、奥深い響きを誘発する(2)はシンプルな4分音符連続のフレーズがスペイシーな浮遊感を出した。拍頭から16分音符ずらした響きがカウンターとなり、緩やかなうねりを誘う。途中から出てくるパッドが女性ハーモニー風の音色で荘厳さを強調した。だんだん音数が増え、奥行を増す。

(3)は壊れかけたオルゴール風の音色に、残響たんまりのマリンバが乗る。軋む音と弾けて転がる木琴の音。切なげなリコーダー風味で、メロディの断片。細かなモチーフがよじれ、織られていく。
アンビエントとは寛ぎでは無く、きめ細かく震える世界である。そんな、感じ。

"Berceuse"(子守唄)と名付けられた(4)は和風。琴っぽい爪弾きと尺八風のメロディ。ブレイク後に煌めく旋律も、やはり和風。けれども侘び寂びと少々違う性急さが、本盤ならではのエレガンスだ。匂い立つ風味はお香では無く、もっと涼やかな何か。わずかに滴るエコー感が柔らかい。

(5)でも和風感を感じたのは僕だけか。京風味の雅さがリバーブの奥から香ってくる。この曲は良い。わずかな断片だけで、優美なテクノを作った。寛ぎつつ、刺激的。
途中でピアノにメロディは変わる。BGMでは無い。YMOを通過した、良質なテクノだ。
ここでもミニマルな停滞は注意深く回避し、ブロックごとに積み重なり繋がった形式を採用した。

(2)でも聴けた人声パッドを強調が(6)。音域を下げ男性キーも混ぜた和音は、ミサ曲風のクラシカルで厳粛な盛り上がりで魅せた。ふわふわと宙に浮かんだまま、和音の連なりが濃密な雲となり、聴き手を広々した空間へ運んでいく。ときおり陰った和音を使うのも特徴だ。
(7)も前曲に続くモチーフ。さらに高度を上げて密度を増した感じ。より幻影瞑想の度合が強い。

最終曲の(8)はマリンバがミニマルに鳴る現代音楽風の曲。音色の柔らかさでゆったりと聴かせる。上物のメロディが変わらず、低音部が動くことで和音を変えていく。そのうねりが心地良い。


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