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Bach155-40:フランス組曲(その2)

バッハ155枚組ボックスの40枚目は、フランス組曲BWV812-817から、4~6番(BWV815-817)を収録した。本シリーズ39枚目と同じく英/スイス系のチェンバリストJoseph Payneの演奏だ。
最初はさらりと聴き流してしまった。ときおり現れる美しい和音やフレーズがふと耳に残る程度。リピートだと気が付いたら頭に戻ってるくらい。チェンバロの硬質な音色がシンプルに感じてしまう。

しかし楽譜を見ながら聴いたとたん、この楽曲の魅力が素晴らしく立ち上る。Wikiでいい。強くお勧めする。
単調なバロックの響きを、一番分かりやすく理解できるのが譜面だと思う。メカニカルな音列が見事な構築から生まれ、なおかつシンプルな楽譜の風景から、こんなにも表情豊かな演奏が生まれることに感動する。
http://imslp.org/wiki/6_French_Suites,_BWV_812-817_(Bach,_Johann_Sebastian)

Joseph Payneは別に無闇な音符の揺らしをしていない。むしろ実直にタイム・キープしてると思う。だが左手の低音の付点、右手のクルクル舞う旋律の美学にやられた。
具体例を挙げる。まずBWV 815 - Allemandeから。
http://petrucci.mus.auth.gr/imglnks/usimg/3/36/IMSLP62457-PMLP05771-French_Suite_IV.pdf

最初に戸惑うのは、この譜面だと冒頭はPraludiumから始まること。本ボックスには入っていない。なぜだろう。
まあいいや、とP3のAllemandeから追い始める。アウフタクトの1音から、右手は16分音符の連続。左手は拍頭を鳴らすだけのシンプルさ。この録音では右手が強調され、左手の響きはぐっと小さく録音されている。だからなおさら華やかな右手の対比と左手のシンプルさがきれいだった。

11小節目以降の左手の展開が渋い。アウフタクト後の12小節目は二分音符でBが4連発。14小節目からゆっくり上下し、和音に厚みを出す。スラーで中音域にもう一音置き、三和音の厚みが続く。ひらひら動く主旋律のメカニカルな16分音符を、シンプルながら鮮やかに支える和音が良いなあ。
17小節目の4拍目で左手がいきなり16分音符で下降し、右手から見せ場をさりげなく受け継ぐ構成がかっこよく、身もだえする。なぜおれは耳だけで、このカッコよさに気づけないのだ。

続くCouranteは前曲の4/4から3/4に拍子が変わる。3連符の連打で旋律が続くが、前曲の16分音符に慣れた耳だと、ぱっと頭が切り替わらない。三連符に引きずられ、旋律の浮遊度が増す。
さらに左手が付点を連発し、右手がトリルの裏で三連符。左と右で対話するかの如くなパターンが躍動的だ。とりあえず、今回はここまで。

・・・と、いっぱい思うことが譜面見ながらだと頭に浮かんでくる。
実は冒頭数曲しか譜面で追っていない。この後も改めて聴きながら譜面を見てみたい。もっとこの曲を深く味わえそうだ。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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