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Teddy Pendergrass"Teddy Pendergrass"

満を持して発売、ハロルド・メルビン&ブルーノーツから切れ、堂々たるソロで再デビューを放った一枚。PIR全面作戦で、水も漏らさぬシグマ・サウンドを構築した。
どの曲も魅力的な、充実のアルバム。そしてボーカルがオケに全く負けてない。アレンジに溶けつつ、茶色く吼える。力を込めたプロダクションにボーカルがガップリ応えた、隙の無いアルバムだ。


全8曲中、ギャンブル&ハフが4曲。ギャンブルにホワイトヘッド&マクファデンにCarstarphen名義が1曲。ギャンブルを抜いたホワ&マク+V. Carstarphenの共作が2曲。
なおVictor CarstarphenはMFSBのメンバーで他にも楽曲をPIRに提供してきた、いわば身内。http://www.discogs.com/artist/221255-Victor-Carstarphen?filter_anv=0&subtype=Writing-Arrangement&type=Credits
残る1曲、(6)を作曲したS. MarshallとT. Worthamもフィラデルフィアで活動した作曲家のようだ。S. MarshallとT. Worthamどちらもが、21世紀までずっと作曲家として活動してるようだ,
http://www.discogs.com/artist/301514-Sherman-Marshall
http://www.discogs.com/artist/1107192-Ted-Wortham
アレンジはほぼすべてボビー・マーティンが担当した。残る2曲をアレンジしたJack FaithもMSBFの仲間。
http://www.discogs.com/artist/275143-Jack-Faith?filter_anv=0&subtype=Writing-Arrangement&type=Credits

(1)は鋭いアップ。ストリングスは涼やかに後ろで薄く鳴るにとどめ、ブラスと女性コーラスを全面に出した、爽やかなディスコ・タッチ。リフを繰り返しボーカルがフェイクをまくしたてるPIRスタイルで、さらに勇ましいテディの歌がスリルをこの曲に加えた。

(2)で南部の暖かさをギターのねっとりしたフレーズと、乾いたコンガで匂わせる。続く(3)はオスティナートのベースが硬質に響かせた後、サビはずぶずぶのストリングス溢れるPIRサウンドで甘く盛り上げた。いやはやバラエティに富んだ構成だ。

(4)はさらにスローでしっとり路線。西海岸風か。ハイハットの静かな刻みが、妙にモタって野暮ったいのが味だ。ベースがグルーヴィなノリと対照的。一人デュエットで互いに掛け合い、盛り上げていった。

(5)で一転してアップの勇ましいダンス・ナンバー。女性コーラスとホーン隊が順番に掛け合い、しゃっきりした爽やかさを強調した。テディは小刻みなフレーズで熱くシャウト。途中から入る、乾いたエレキギターのオブリもかっこいい。

続く(6)は前のファン狙いか。ブルー・ノーツのサウンドそのままで、淑やかなストリングスと三連ハイハットを基調のリズムをバックに、野太くテディが歌い上げた。これがギャンブル&ハフでなくS. MarshallとT. Worthamの作曲なあたり、レーベル・カラーをすんなり自己模倣できる体制の盤石さが伺える。

(7)もバラード。ちょっとリズムが跳ねるラテン風味か。ホーン隊を背後に薄く埋めて、コーラスとシンセのフレーズで都会を表現した。NYスタイル、かね。なめらかなファルセットも含め、男性コーラスは全てテディペンの多重録音だろうか。
アウトロのシャウトにどっぷりリバーブかけて深く響かせる手法も面白かった。

アルバム最終曲の(8)は再びアップに。エレキギター二本のシャープなリフの掛け合いとパーカッションのアンサンブルが強力だ。跳ねるビートでしゃくるようにテディは歌う。ストリングスとホーンは溶けて豪華な雰囲気を強調した。
メロディを耳に残さず、スルッと流れてしまう。女性コーラスのリフをきっちり固め、テディが自由にシャウトを重ねるPIRスタイルな、ディスコ・サウンドだ。(1)に再び世界観を戻しLPを頭から聴きかえそうと、さり気なく促す。

これらすべて違う曲調を、難なくアレンジし分けるボビー・マーティンの才能もさすが。
Credits:
Producer:Kenneth Gamble & Leon Huff (tracks: A1, A3, A4, B1)
     John Whitehead, Gene McFadden (tracks: A2, B3, B4)
Sherman Marshall (tracks: B2),
Victor Carstarphen (tracks: A2, B3, B4)
Arranged:Bobby Martin (tracks: A1, A4 to B4),
Jack Faith (tracks: A2, A3)
Bass :James Williams*, Michael "Sugar Bear" Foreman*
Congas, Bongos : Larry Washington
Drums : Charles Collins, Karl Chambers, Keith Benson
Guitar : Dennis Harris, Roland Chambers
Keyboards : Dexter Wansel, Ron Kersey, Victor Carstarphen
Strings, Horns : MFSB
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