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Harold Melvin & The Blue Notes

フィリー・ソウルの代表バンドであり、テディ・ペンダーグラスを擁した重要なグループ。
名曲"If You Don't Know Me by Now"を擁し、PIRのヒット曲要素を見事にまとめあげた。


レーベル始動後にシングルのリリースを重ねノウハウを積んだPIRが、おもむろに発表したアルバム。この直前にBilly Paul"Me And Mrs. Jones"が完成形。それをさらに進化させた。

サビでのシャウトと完璧なバック・トラック。さらに甘い弦。これらの要素を本盤では、見事に聴ける。さらにバンドの丁寧に演奏も聴きものだ。

元はザ・チャルマネーズ(The Charlemagnes)で50年代から活動を開始し、その後にブルーノーツへ改名。ハロルドはビジネス的な冠で、実際のリードボーカルは違うメンバーが努めていた。多分ギャラの問題で、派手にメンバーチェンジを繰り返してる。
テディペンが加入は70年。元はドラマーだったそう。当時のリード・シンガー、ジョン・アトキンスがバンドを去ったのをきっかけにテディペンがボーカル役に転向。72年にPIRへ移籍し、ようやく本盤に到達する。

"I Miss You"がオリジナル・タイトル。後にグループ名にジャケットとタイトルが変更された。プロデュースはギャンブル&ハフ。リズムに加え、スイートなストリングスが載るPIRの色合いが既にどっぷりと、本盤で完成してる。
代表曲はもちろん、ヒット曲の"If You Don't Know Me by Now"。A面3曲、B面4曲と、曲は少ない。A面は8分、3分、7分とたっぷり長めに取ってるせい。

A-1,-3、B-1,4がギャンブル&ハフの作曲。要するにこの盤のすべて、だ。新しいソウル・サウンドを二人はしっかりつかんでた。なおB-2はギャンブル&ハフにCary Gilbertが追加クレジット。B-3もギャンブルは作者でクレジットあり。
アレンジはトム・ベルがA-1,B-3。ボビー・マーティンがA-2,-3,B-1,4をつとめた。残る1曲はノーマン・ハリス。

シングルでR&Bチャート7位まで上がった(1)は、テイストとして"If You Don't ~"に似てる。いくぶん野暮ったいだけ。白玉と弦の豪華さと切ないシャウトの対比は完成してた。サビ明けのピアノ連打が効果的だ。
なお本盤のピアノは全てハフ自身。メロディアスなベースはロニー・ベイカーが弾いている。軽やかなタム回しはアール・ヤング。

(2)でさらに甘茶へ盛り上がる。ストリングスの転調が美しい。野太いテディのシャウトはオケの豪華さに負けず、力強く存在する。

ストリングスが鳴りつづけながらも、エレキギターやオルガンのバンド・サウンドを前面に出した(3)の緩やかなグルーヴも心地よい。この曲ではミュージシャンへたっぷりとスポットを当てた。ボーカルはゴスペル風に叫ぶが、ほぼ展開は無い。とにかく音楽の気持ち良さと声のパワフルさだけで、7分あまりの曲を聴かせてしまう。第三弾のシングルでR&Bチャート12位まで上がった。

文句なしの名曲(4)。ハーモニーが主旋律であり、キャッチーに響く。リバーブたっぷりの甘い音像で、ちょっとしゃがれたテディペンが歌いだすこの曲は見事な構造だ。オケとハーモニーだけで十二分に楽曲が成立する。リード・ボーカルはカウンターとし合いの手をリフに入れていく。そしてリードの歌唱力あってこそ、この楽曲は引き立つ。

ボーカルがオマケっぽい(5)。ソウルフルでほんのり不穏なトラックが主役。ストリングスがゆったりと動き、空気を波打たす。ボーカルはほとんど語りのみ。リズム感や抑揚などを聴かせる実力あってこそのリードだけど。
終盤で鮮烈なメロディをコーラスが歌い上げ、リードが突き崩し揺さぶる。この美学が良い。

(6)は(4)に似た構成の名曲。もっとコーラスを全面に出してバックはグッとミックスを下げる。よって透明性を演出したかっこう。シングル切られてもおかしく無い。生々しくテディペンと揃ってハーモニーがメロディを歌ってく。
ゆるやかにハーモニーへまとわりついてくテディペン。「リードボーカル無くとも楽曲が成立し、リードの歌唱力でさらに味を増す」の構図が、見事にここでも描かれた。

アルバム最後の(7)も曲調は続く。洗練のレベルはグイグイ上がり、とどまることは無い。このアルバムB面が凄い完成度だ。(5)でペースをちょっと荒くざらつかせつつも、他の3曲がジェントルで甘やかに整ってる。そして空気を激しく揺さぶるテディペンの迫力。なんとも情熱的だ。

Personnel:The Blue Notes:
Harold Melvin,
Teddy Pendergrass,
Bernard Wilson,
Lawrence Brown,
Lloyd Parks

Other Personnel:
Leon Huff - piano
Leonard Pakula - organ
Ronnie Baker - bass
Earl Young - drums
Norman Harris, Roland Chambers, Bobby Eli - guitar
Larry Washington - congas, bongos
Vince Montana - vibraphone
Don Renaldo and his Strings - strings
Sam Reed and his Horns - horns
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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