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Barre Phillips "Three Day Moon"(1979)

インプロの立ち位置ながら、楽曲ごとで明確なアレンジと根本に通底する柔らかな旋律感が、びっくりするくらい聴きやすいアルバムに仕上がった。

ECMからの発売。最初にふわっと滑らかなシンセで、ヒーリング音楽か?と思わせる。やがてリズムやベースが加わり、いくぶんのスリルを増すのだが。

ECMガイド本によると、本盤は偶発的な即興らしい。曲ごとに明確なコンセプトの違いをほどこした。

(1)ではバールが、オスティナートを徹底し、ギターに前面の役割を委ねる。パーカッションも刻みよりは雰囲気作り。芯で鳴るベースを幻想的に、複数のメロディが彩った。
(2)は逆にベースが全面に立ち、うっすらと捻るシンセが空気に色を付ける。

(3)の中音域はバールの5弦ベースかな。シンセとギターが寄り添い、サウンドに深みを増した。ワウっぽい揺らぎをそれぞれが産み出す。ギターがエフェクタ、ベースは弓弾きで。奥行深い混沌を、どことなくポップに描いた。

タブラとギターが目立つ(4)だと、アンサンブルの構築度が美しい。シンセは邪魔せずゆったりと羽を広げ、小刻みなタブラのグルーヴをギターが緩やかに広げる。ベースはオスティナート役をきっちり努めた。
途中でテンポが上下するスリルが、なにげなく気持ちいい。シンセとベースが安定を作り、ギターが奔放に旋律を膨らませていった。

(5)は比較的小品で静かな金属質さを演出。ドラムとパーカッションの金物、アルコでの硬質な音、電子音のプラスティックさが絡まった。
アルバム最後(6)はポップにまとめる。これまで空間演出に専念したシンセが積極的なリボン・フレーズを撒き、ベースもチェロの音域でアルコ弾き。今までの無国籍性とは違うベクトルで、ほんのりとC&W風味を漂わせた。メロディアスなギターが跳ねる。本盤でも(4)と同レベルの聴きやすさだ。

Credits
Bass – Barre Phillips
Guitar, Synthesizer, Organ – Terje Rypdal
Synthesizer – Dieter Feichtner
Tabla, Percussion – Trilok Gurtu
Producer – Manfred Eicher

Youtubeに全曲通しの映像があった。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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