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月刊吉音136号

京大生を中心の音楽サークル、吉田音楽製作所の隔月例CDーRで、15年1月の発売。前回M3-2014秋で本サークルの存在を知ったが廻りそびれ、ようやくM3-2015春に入手できた。

本サークルは試聴音源で気になった。妙にポップでねじれたテクノ・ポップなセンスがかっこよくて。インスト有り、歌ものあり。キャッチーだがポップスずぶずぶでなく、ひとひねりした感じが魅力だ。
ぱっと見、どっちが曲でどっちがユニット名か迷うのが難点。

膨大なCDを発表しており、どれを買っても良かった。全部まとめては下品かな、と気がひけた。
とりあえずジャケット見て惹かれた、本盤を購入。

[Track List] :試聴はディスコグラフィ欄からできる。
01.CLOCK / Abstract Colors
02.誘惑 / 二足歩行
03.here you drift / tokkie
04.時間旅行 / とんぷく
05.時計塔は雲を突き抜けて / 霧四面体
06.Dos Santos / Emoi Nam
07.Luna / Riesenrad
08.砂檻 / 霧四面体
09.鴨川交響曲 / 早朝ノートブック

(1)はシンフォニック音色なミニマル寄りテクノ。じわじわとフレーズが重なっていく。曲展開よりもアイディアが変貌するさまを味わえる。14年1月130号ぶりの新曲。

一転してキュートなポップスが(2)。デモ風のこもった音質とチープな音色で、歯切れよくボカロが歌う。きっちり作りこんだら派手でキャッチーに仕上がるはずだが、敢えての手作り感、か。昔懐かしいジャズ・ソングの香りもうっすらと漂う。10年9月111号以降の盤では、初登場の作曲家。

アンビエント・ミニマルな(3)はピアノ独奏でしっとりはじまり、やがてシンセがうっすらとかぶさる。美しい響きに浸れる。こういう洗練なセンスが、本サークルの味わい。月例CDでは14年5月132号ぶりの曲提供だ。

111号以降で初登場の(4)は打ち込みポップなボカロ曲。荒削りだが新人かな。メロディーは耳ざわり良く、中盤でディレイ効かせたブレイクなど、構成も丁寧だ。
いかんせんボカロの平板さがダイナミズムを逸した。人間向けに提供し、バンド風にリアレンジしても良いのでは。

(5)の霧四面体は本盤に2曲提供、バックナンバーでも頻繁に顔を出す常連だ。14年7月133号以来の登場になる。これは中盤の転調が効果的なボカロ曲。やはり歌声の平板さは否めないが、ミックスで楽器との落差を出したり、音符ごとのアタックに変化をつけ生気を宿した。この辺、(4)とキャリアの差を感じる。メロディは切なげな香りで、むしろこれはボカロの方が情感過多に成らず良いのかも。
マーチング・スネアが曲全体に背骨を付けた。

(6)も初登場組か。無機質なテクノを基調に、ハイハット風の金属音が生々しくアクセントをつけた。ビート性はうっすらと漂うが、無造作に叩く金属音で抽象性をむしろ増すアレンジが素晴らしい。本盤でも屈指の傑作。
中盤からベースとドラムにギターが加わり、より肉体的な躍動感にすり替わる。だがミニマルな風景は変わらない。メタモルフォーゼの妙味を堪能した。

(7)は初登場が13年3月の125号かな。14年9月の134号以来の曲提供だが、その前の月例盤にもコンスタントな登場だ。本盤では異質な音色のガレージ・パンク風の音像なインスト。Bメロで空気が一転、爽やかになる。リフの連続でいちおう楽曲になってるが、むしろカラオケっぽい。一人多重録音のバンド・サウンドだが、なぜボカロを足さないか。なぜボーカルを向かえないか。そんな捻ったアプローチがユニークだ。
サビから大サビで更に転調して曲は加速する。ブラス・シンセは埋もれ気味が惜しい。

(4)と同一人物の提供曲、(8)は抜けの良いミックスで、(7)との落差が凄い。
バイオリン風シンセがメロディを取るイントロで、これまたボカロが似合うメロウな曲。全て打ち込みで、歯切れよくブロックごとに風景を変えた。しかし妙にイントロが長い。
和音感は今の時代流だが、根本のアレンジ・センスにジャズソング風の普遍性あり。

14年9月134号が初登場、以降は毎号に曲提供する作者の(9)が、本盤最後の曲。ダブ処理されたシンプルなフレーズが、トランス・テクノに載って繰り返された。キックは敢えて4つ打ちにせず、バックビート効かせ躍動感を出す。曲の連続性は薄く、がらがらと変化するDJ的なセンスのアレンジだ。だからフロア対応の楽曲ながら、部屋でも聴ける。

つらつら聴きながら書いてたら楽しくなって、つい長文になった。学校系のサークル盤は玉石混交が激しいが、本サークルはクオリティが高い。たぶん多数のメンバーがいて、CD収録も激戦なのでは。
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